Koya Diary
2009-03-28T13:15:25+09:00
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koyaの日常
Excite Blog
いつものように
http://koyadiary.exblog.jp/11199703/
2009-03-28T12:57:00+09:00
2009-03-28T13:15:25+09:00
2009-03-28T12:57:55+09:00
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未分類
ぼくは、大好きな海岸沿いを、いつものように歩いている。
大好きなペンタックスLXを持って。
40歳になり、都会暮らしを捨て、この海沿いに古い一軒家を買った。
40歳まで、ガムシャラに働いた。
広告カメラマンとして・・・
流行のファッションを撮り、心のこもっていないすばらしい笑顔を巧みに操るモデル達を撮る。
それが、かっこいいと思っていた。
自分も流行の服を着て、高級な車に乗り、スタジオに行く。
ぼくの周りには、いつも、金と女のことしか考えていない取り巻きがいた。
みんな、ぼくの事を先生と呼び、ぼくの顔色をうかがっていた。
それが幸せだった。
人生の成功者だと思っていた。
いや、正確には幸せだと勘違いしていた。
そんな時、ある女性と出会った。
彼女は、ヘアメイクアップアーティストの卵だった。
ある撮影スタオジオに彼女は助手としてやってきた。
白いTシャツにジーンズのシンプルなスタイルだった。
ノーメイクだった。
なぜかぼくは彼女に興味を持った。
普段であれば、ヘアメイクアップアーティストの助手になんの興味も湧かなかった。
というか、見下していたかも知れない。
でも、一生懸命に仕事をする彼女を時々見つめていた。
ふと、彼女を写真に撮りたくなった。
ぼくは、若い頃、女性のスナップ写真を多く撮っていた。
それも、働く女性をである。
働くといっても、広告写真のモデルでなく、普通の会社の事務員の人、駅の売店で働くおばちゃんなど、日常の仕事をする女性の姿を撮っていた。
当時、その写真はぼくのライフワークになると思っていた。
でも、違った。
ぼくは、広告写真家で有名になると同時に、若い頃のような写真を撮る事が少しずつ減っていった。
だが、彼女を見た瞬間、撮りたいと感じた。
若い頃、撮りたいと感覚に任せてシャッターを押し続けていた気持ちがふと表れた。
でも、なぜか、ぼくは彼女に声もかけられなかった。
ぼくの立場から考えると、"モデルになって" という事は、いとも簡単なことだった。
若い頃、街で働く女性に、ドキドキしながら声をかけ、写真を撮っていたように、なぜか、彼女に声をかけようとすると、心臓が高鳴った。
(つづく)]]>
タイム
http://koyadiary.exblog.jp/10414522/
2008-12-24T15:03:00+09:00
2008-12-24T15:11:46+09:00
2008-12-24T15:04:40+09:00
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メリークリスマス!!
全世界の子供、大人たちも、サンタさんと会えますように・・・
環境破壊、殺人・・・
リストラ・・・
嫌なニュースの毎日
今日だけは、世界中の子供の時間を止めて
サンタさんとの時間をください。。
幸せな夜を・・・
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星空
http://koyadiary.exblog.jp/10252502/
2008-12-03T13:06:00+09:00
2008-12-03T14:10:41+09:00
2008-12-03T12:59:26+09:00
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昨日の夜は、星がたくさん見えました。
(たくさんって言っても大阪なんで、知れていますが・・・(泣 )
写真は星空じゃないですが(笑
今日は、いい天気なんだろうなあ・・・
と思っていたら、やっぱり、晴天です
ちょっと、ポカポカと寒さも休憩ですね。
写真を撮るようになり、移り行く季節に敏感になりました。
なにげない風景にも目が留まります。
写真っていいですよね。
映画で人物だけでなく、周りの風景に目がいきます。
最近の映画は、周りの風景の絵がきれいな物少ないですよね。
CGやアクションものが多い・・・
見る側も、人物だけに集中してしまいがちです。
もっと、周りの風景がきれいな映画が増えるといいですよね。
物語のゆっくりしたもの・・・
あっ、私もCGやアクションものも好きですよ(笑]]>
海がくれた勇気 (エピローグ)
http://koyadiary.exblog.jp/8431792/
2008-03-12T21:24:00+09:00
2008-03-12T21:37:23+09:00
2008-03-12T21:24:55+09:00
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海がくれた勇気-5 (旅立ち)
http://koyadiary.exblog.jp/8430145/
2008-03-12T17:18:00+09:00
2008-03-12T21:49:49+09:00
2008-03-12T17:18:46+09:00
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ぼくは、少しずつヨットの、おもしろさが分かり始め、ヨットに、のめり込んでいった。新聞で、彼女が、全日本学生選手権で、二位になったのを知った。
でも、彼女とは、あれ以来、会う事はなかった。連絡を取り合うこともなかった。
大学生活の2回目の春が来た。少しは、ぼくも、海の男らしくなっていた。後輩も出来、食事の買出しは、ぼくの仕事ではなかった。たまたま、その日は、後輩と一緒に買出しに来ていた。
まさか、彼女と再会するとは、思わなかった。
「よっ!」
彼女はいつものように、明るく手を振りながら、僕のそばにかけよってきた。いつものように、白いTシャツにジーンズ、真っ白のスニーカーを履いていた。
「約束を破って以来ね」
ぼくは、何も答えられなかった。自分でも分かるぐらい、ぼくは、まぬけな顔をしていたと思う。
「約束を破った罰に、今晩、付き合って・・・」
それだけ、言って、彼女は立ち去った。 ぼくは、一瞬戸惑い、声が出なかった。
陽が沈みかけた夕方、ぼくは、合宿所を抜け出した。彼女が待つ、海へ急いだ。
彼女は、すでに、来ていた。砂浜にチョコンと座り込み、海を見ていた。
「やあ・・・」
それが、精一杯の言葉だった。
「うそつき」
彼女は、ぼくを睨み付けた。
ぼくは、壮行会に行ったこと。あまりにも、場違いな雰囲気を感じて、声をかけずに帰ったこと。何も話せなかった。
「ごめん・・・」
その言葉だけしか出なかった。
陽は、完全に沈み、月明かりが、海を照らしていた。一瞬、月明かりが雲で遮られた。目の前が真っ暗になった。彼女が視界から消えた。ぼくは、ほんとうに、彼女が消えてしまったのではないかと思った。
月明かりが、ふたたび、彼女を照らし、彼女はぼくの前に現れた。彼女の目は、涙で滲んでいた。
「会いたかった・・・」
彼女は、小さく呟いた。
ぼくと、彼女の唇は、自然に重なった。二人の横顔を、月明かりだけが照らしていた。
それから、ぼくは、彼女が大学を卒業するまで、練習の合間を見つけて、デートを重ねた。毎日が幸せだった。でも、彼女が卒業すると、自然に距離は遠くなっていった。
でも、それは、別れではなく、二人の旅立ちだった。
ぼくは、海からいつも勇気を貰った。海があったから、今のぼくがある。海から、たくさんのかけがえのない仲間を貰った。たくさんの勇気を貰った。
(終わり)
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海がくれた勇気-4 (悲しみ)
http://koyadiary.exblog.jp/7274530/
2007-10-28T10:07:00+09:00
2008-03-12T17:21:34+09:00
2007-10-28T10:07:24+09:00
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僕は、パーティーへ着ていく服に悩んでいた。普通の服でいいと言っても、いつものジーンズとTシャツで行く訳には行かなかった。僕は、母が大学入学が決まったときに、無理やり買ってくれたジャッケットを思い出していた。これから、必ず必要になるからと、母の少ない小遣いの中から買ってくれた。その時、母が、息子の成長の喜びと、初めての一人暮らしへの心配で複雑な心境なのを、僕は心の奥で感じていた。
僕は、壮行会のパーティーへ、そのジャッケットと綿のパンツをはいていく事にした。今出来る精一杯のおしゃれだった。初めて着るジャッケットに、少し大人になった感じで、喜びと緊張で、ちょっとドキドキしながら、都電に乗ってパーティー会場へ向かった。
でも、そのドキドキした気分は、すぐに打ち砕かれることになった。それは、パーティー会場へ入った瞬間に・・・。
あまりにも別世界だった。
男性は、ほとんどタキシードだった。女性はドレスを着ていた。この時、僕は、初めて気づいた。彼女が在籍している大学のことを・・・。
K女子大学は、都内でも有数のお嬢様学校だった。幼稚園から大学までの一貫教育で有名な私立学校である。自分の格好が、なぜか悲しかった。このジャッケットを着て、少し大人の気分になったいた自分が、なぜか悲しかった。
舞台では、一人ずつヨット部のメンバーが紹介されていた。僕は呆然と眺めていた。そして、自分の耳を疑った。今、明らかに彼女の名前が呼ばれた。でも、舞台の中央に立つ彼女は、あまりにも僕が知っている彼女とは、違っていた。
その舞台の中央に立つ彼女は、一目でブランド物と分かるドレスを着て、顔はきれいに化粧されていた。すごく鮮麗されていた。海で見る彼女とは違った。いつも、見る彼女は素顔だった。今の彼女は別人だった。
ぼくは、無性に恥ずかしかった。彼女とデートの約束をしたのが、無性に恥ずかしかった。この場所から、すぐに離れたかった。僕は、舞台への拍手を背中に聞きながら、ドアを開け外へ出た。その時の、夕やけのまっ赤な色を、今も鮮明に覚えている。
もしかしたら、彼女は、あの場所から僕に連れ出して欲しかったのかもしれない。でも、そんな事を考えるほど、僕は大人でもなかったし、自分に自信もなかった。
僕は、試験も終わり海へ戻った。
(つづく)]]>
海がくれた勇気-3 (喜び)
http://koyadiary.exblog.jp/7222658/
2007-10-21T00:11:00+09:00
2008-03-12T17:20:57+09:00
2007-10-21T00:11:15+09:00
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会うたびに、彼女との距離が近づいていくのを感じた。買出しの短い時間で、彼女がK女子大ヨット部の副キャプテンであること、去年の全日本学生選手権の予選で4位になり、あと少しで、全国大会へ行けそうだった事、お父さんがフランス料理のコックをしている事など、少しずつ彼女の事がわかり始めていた。そして、彼氏がいない事も・・・。
僕が、練習で失敗し落ち込んでいる時、彼女は励ましてくれた。練習でいい結果が出た時、彼女は自分の事のように、喜んでくれた。
僕は、買出しに行くたびに、彼女に会える事を、楽しみにしている自分に気づいていた。大学の前期試験が近づいてきた。試験が近づくと、しばらく合宿所を離れ、自宅に戻る事になる。ヨット部員のみんなは、何はともあれ、合宿から解放され、自宅に戻れるのを楽しみにしていた。
僕は、憂鬱だった。自分でもその理由は、はっきりしていた。合宿所を離れると、彼女と会えなくなるからである。
でも、その憂鬱が解消される出来事が起こった。
部員たちが試験のため、自宅へ戻る前日、合宿所で簡単な打上げが行われる事になった。僕は、新入部員の何名かと、その買出しに出掛ける事になった。ひそかに、僕は彼女と出会える事を、期待していた。
僕は、他の部員が、スーパーにビールを買いに行った時、その前で待っている事になった。僕は心の中の目で、誰にも分からないように、彼女を探していた。そこに、彼女は現れた。
「よっ!」
彼女はいつものように、明るく手を振りながら、僕のそばにかけよってきた。いつものように、白いTシャツにジーンズ、真っ白のスニーカーを履いていた。いつもと違うのは、ブルーのキャップをかぶっている事だった。
「へえー、そうなんだ」
僕は、彼女に、試験のため自宅に戻る事を説明した。
「きみは?」
「私は、まだなんだ」
当然、彼女の大学も前期試験が近づいている。自宅へ戻るのだと思っていた。
でも、彼女は自宅に戻らないという。というのも、K女子大は、去年の全日本学生選手権予選で4位になり、もう少しで全国大会へ、出場できるところだった。前期試験が終わるとすぐに、全日本学生選手権の予選がある。そのため、彼女たちは練習を続ける。前期試験は予選の後に、特別に行って貰えるらしい。大学はかなり彼女たちに、期待している事が分かる。
僕は、自分でも驚く言葉を、彼女に投げかけていた。
「僕が、自宅に戻ったら、一日どこかで会えない?」
彼女は、まだ合宿中で、無理なのは分かっていた。でも、彼女の口からは、意外な答えが返ってきた。
一瞬、彼女は考えているようだった。
「いいわよ」
僕は、自分の耳を疑った。
「えっ、でもまだ合宿中だろ?」
「そうね、一日中は無理かも。でも、一週間後に大学で、全日本学生選手権予選の壮行会パーティーがあるの。そこに来て。その後に、デートしましょう」
彼女の口からデートという言葉が、簡単にでてきて、僕は少しドキドキしていた。彼女は、それを無視するかのように続ける。
「あんまり、ああいうパーティー好きじゃないの。途中で抜け出すんで、二人でどこかへ行こう」
「でも、パ-ティーへ着ていく服なんか、持ってないよ、オレ」
「いいのよ、普通の服で」
彼女は、笑顔で言う。
「うん、分かった」
僕は、戸惑いながら答える。彼女は、いつものように、明るい笑顔で、僕の前から消えていった。
僕は、買出しが終わり、合宿所に戻る途中、みんなの話し声が、頭の中でこだましていた。話を振られても、的外れな答えしか出来なかった。あっけなく約束出来た事で、頭がいっぱいだった。
その日の合宿の打上げの時、みんなが、少しずつ盛り上がっていく中で、僕は、ひとり違う場所にいるようだった。ただ、青い海が、僕に少し勇気を与えてくれた事に、感謝していた。
(つづく)]]>
海がくれた勇気-2 (出会い)
http://koyadiary.exblog.jp/7164744/
2007-10-14T09:58:00+09:00
2008-03-12T17:20:16+09:00
2007-10-12T03:58:17+09:00
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未分類
海は、低気圧の影響でかなり荒れていた。一時は、出航の中止をキャプテンが考えるほどだった。でも、全日本学生選手権の予選を近々に控えていた。練習には絶好の風だった。
ハーバー事務所のテラスの風速計は、12メートルを指していた。沖では、白波が今にも、僕たちを飲みこうとしているようだった。キャプテンは、出航を決意した。全日本学生選手権のメンバーの3回生と何人かの1回生が選ばれヨットへ乗り込んだ。
大学のヨット部で使用されるヨットは、一般的に、ディンギーと呼ばれる2人乗り用の小型ヨットである。ひとりが後ろで舵を取り、ひとりが前でバランスを取り操船のヘルプを行う。昭雄はその内の一人に選ばれた。
昭雄が、乗ったヨットは転覆した。ディンギーが転覆する事はよくある。それは、たいした事ではなかった。しかし、不運にも、昭雄は転覆する時に、足をデッキに強く打ちつけた。昭雄は、荒波の中<ポキッ>という音が、聞こえたと言っていた。
昭雄は、全治3ヶ月の骨折をした。今まで、買出しは昭雄に任せ、何も考えずに後ろを付いて行くだけだった。当然、僕は買出しについては、何も分からなかった。昭雄のように、商店街の裏通りの魚屋へ、行く勇気もなかった。当然、スーパーへ行くしかなかった。
その声がしたのは、僕が肉コーナーの前にいる時だった。
「あら、珍しいわね。スーパーで会うなんて」
後ろから、ふいに声をかけられた。僕はちょっとびっくり、振り返る。そこには、女性がひとり、僕に微笑みながら立っていた。僕の頭の中は、過去の記憶を猛スピードで戻り、彼女を探していた。でも、どこにも彼女の記憶は、見当たらなかった。戸惑う僕に彼女は続けた。
「あっ、ごめんなさい。よく見かけるから、つい知り合いと勘違いしちゃった」
と、彼女は微笑んでいた。僕はただ戸惑うばかりだった。
彼女は、肩ぐらいある髪を後ろで、ポニーテールのように束ねている。真っ黒に日焼けした顔。白のTシャツにジーンズ。足には真っ白なスニーカー。身長は僕と同じぐらい。体は細いが、スポーツで鍛えられていそうな強さが感じられた。そして、何よりも明らかに美人だった。
戸惑う僕に、彼女はひとりで続けた。
「あなたは、N大学のヨット部、3日に一度は買出しに来ることを考えると、さしずめ1回生ね」
「そうだけど、きみは?]
ちょっと、僕は無愛想に答える。
「あっ、ごめんなさい。かってに詮索して、ひとりで喋っちゃって」
彼女は、また謝っている。ちょっと、申し訳なさそう。
彼女の話を要約すると、彼女は僕たちの合宿所から、すぐ近くに同じように、一軒家で合宿しているK女子大学のヨット部。彼女は3回生だが、料理が得意で、時々1回生の代わりに買出しにきて、みんなに食事を作るらしい。その買出しの時に、僕たちを見かけていたらしい。合宿所に入っていく僕たちを、見た事もあるらしい。
「今日はひとり?珍しいわね」
彼女は、相変わらず微笑んでいる。
「それに、スーパーで会うなんて」
後から聞いた話だが、彼女も、よく商店街の裏通りのお店へ行くらしい。
誰でも普通、初めて会って、こんなになれなれしく話し掛けられたら、不愉快に思うはずである。でも、なぜか僕は不愉快ではなかった。それは、明らかに彼女が美人であること、それ以上に、彼女に、感じのよい明るさと気安さを感じていたからだ。
僕は、なぜひとりで買出しに来ているのか、なぜいつもと違って、スーパーへ来ているのか、簡単に説明した。
「へー、そうなんだ。で、ひとりで大丈夫?」
「大丈夫って、何が?」
僕はちょっと、むっとする。
「買出しよ。いつもの相棒がいなくて」
僕は、一瞬むっとしたが、なぜか素直な言葉が出た。
「ちょっと、やばいかな」
僕は、頭をかきながら答える。
「えっ、かなりやばそうだけど」
彼女は、少し楽しそうである。
「これも、何かの縁だから、買出し手伝ってあげる」
「えっ、ほんとうに?」
僕は、なぜかドキドキしている。
彼女の、提案を素直に受け入れたのは、買出しに困っているからでなく、彼女に興味を持ったからかもしれない。そして、僕は彼女の指示に従い、買出しを続ける事にした。
「で、食事を作るのもあなた?」
「もちろん!」
僕は、なぜか元気がいい。
「でも、その調子じゃ、料理も期待出来ないわね」
「もちろん!」
相変わらず、元気がいい僕。
「そんなに、自信持って答えられてもね・・・」
彼女は笑った。それにつられて、僕も笑っていた。彼女との初めての出会いだった。
(つづく)]]>
海がくれた勇気-1 (始まり)
http://koyadiary.exblog.jp/7152053/
2007-10-10T09:39:00+09:00
2007-10-10T19:55:28+09:00
2007-10-10T09:39:57+09:00
koya-diary
未分類
僕は、大学生の時、ヨット部に所属していた。
365日のほとんどは、海の上だった。ずっと、仲間と合宿だった。自宅に戻るのは、正月とお盆、それと大学の試験の時だけという、絵に描いたよう体育会の大学生活だった。
彼女と初めて出会ったのは、僕が新入部員だったころの7月の初めだった。
6月の終わりに、僕は遅ればせながらヨット部に入部した。なぜ、入学と同時に入部しなかったのか、その理由はあまり覚えていない。初めての下宿生活にも慣れ、なんとなく何か目標を持って、大学生活を送りたいと思ったのかもしれない。
ヨット部の合宿所は、海沿いにある木造の小さな一軒家だった。大学のヨット部という事で大家に無理を言って、かなり安い家賃で借りている。もう築何十年もたち、ボロボロだが、一年のほとんどを、部員全員が共同生活するのを考えると、合宿所としては最適だった。練習場となるハーバーまで、歩いて10分ほどというのが、かなり好都合であった。
ヨット部の慣わしで、食事は一年生が当番制で自炊する。買出しからすべて一年生の役割だった。ぼくは、今までご飯を炊いた事もなく、当然、食料の買出しの経験もなかった。いつも買出しは相棒に頼りっきりだった。僕は、ただ後ろを付いて行くだけだった。
僕の買出しの相棒はいつも昭雄だった。昭雄は実家が食堂をしており、料理の腕はもちろん、買出しにかけてもかなり手際がよかった。
昭雄の買出しは、みんなが行くようなスーパーへは、行かない。商店街のそれも裏通りの小さなな魚屋、肉屋へ行く。特に、魚は、海沿いの街なので、むかしからある裏通りの小さな店が、地元の漁師から安く新鮮なものを、仕入れていた。すぐにその店を、昭雄は見つけた。すでに、昭雄は顔なじみになっており、その辺のスーパーより安いのに、そこからまた値切って買っていた。昭雄が値切るのは、安く買いたいというよりも、会話を楽しんでいるようだった。
「大将、今日も安くしてくれて、ありがとう!」
と昭雄は笑顔。
「昭雄にかかっちゃしょうがねーな。持ってけ!」
魚屋の大将もなぜか笑顔。
今日も新鮮なあじを、かなりの量、安く買っていた。
それから数日後、僕は、珍しく一人で買出しに来ていた。それが彼女との始まりだった。
(つづく)]]>
始まり
http://koyadiary.exblog.jp/5228274/
2006-12-31T15:38:00+09:00
2006-12-31T16:10:38+09:00
2006-12-31T15:38:46+09:00
koya-diary
未分類
今年も終わりが、近づいています。
みなさんにとっては、どんな一年でしたか?
笑ったり、悲しんだり、怒ったり・・・
みんな、いろんな事が、あったのでしょうね。
でも、いろんな事があってこそ、生きるって事ですよね。
もしかしたら、ずっと、泣いてばかりの人もいるかも・・・
でも、雨の後は、必ず晴れますよ。
いつか、きっと、誰のところにも、おひさまは、来ますよ。
きっと。
お母さんの背中を、一生懸命追いかける子供・・・
いいですよね。
弱いけど一層懸命、お母さんの背中を追いかけて、
生きている。
大人でも、いいんですよ。
誰かに、頼っても・・・
たまにはね。
みんな、弱いですよ。
ひとりでは、生きられない。
みんな、誰かに守られている。
きっと。
来年も、素敵な一年でありますように!]]>
夕景
http://koyadiary.exblog.jp/3605212/
2006-03-05T12:32:00+09:00
2006-03-05T12:33:50+09:00
2006-03-03T16:47:28+09:00
koya-diary
未分類
久しぶりに、ほんとうに久しぶりです。
夕陽を撮りにいきました。
こんな、景色に出会えました。
自然と文明が、織り成す光景・・・
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あかり
http://koyadiary.exblog.jp/3544705/
2006-02-23T00:35:00+09:00
2006-02-23T01:00:54+09:00
2006-02-18T11:14:25+09:00
koya-diary
未分類
駅の前 ひとり佇んでいた
誰を 待つでもなく
これから
どこへ行こう
何をしよう
何のたに
生きているか
雨の中 じっと
ひとり
目の前の
明かりだけ
見ていた
そこに
明日の光は
ないのに
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ある日
http://koyadiary.exblog.jp/3509589/
2006-02-10T23:28:07+09:00
2006-02-10T23:41:29+09:00
2006-02-10T23:28:07+09:00
koya-diary
未分類
ある冬の日
久しぶりに晴れた
長閑な日
まだ かぜは冷たいけど
長閑な日
春は いつ?
春は 来る?
もう そこまで・・・
長閑な日
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月夜
http://koyadiary.exblog.jp/2493328/
2005-08-13T23:34:00+09:00
2007-10-13T01:41:25+09:00
2005-08-13T23:31:59+09:00
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あなたに 逢えない夜
いつも 逢えるのが
あたりまえで
逢えないなんて
考えたことも なかった
あなたに 逢えない夜は
あなたも 見てるはずの
月を見る
だって あなたは
月が 好きだから
今度 逢える日を
こころ俟ちに
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デジタル
http://koyadiary.exblog.jp/2114099/
2005-06-22T23:21:43+09:00
2005-06-22T23:47:48+09:00
2005-06-22T23:20:25+09:00
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それと、写真に掛かる経費・・・。やっぱりフィルムで撮って、スキャニングするより、コストが安い。電池の充電代だけでよい(笑
それに、私は人物写真が好きなので、一眼よりもコンパクトデジカメの方が、撮られる方も構えず、こちらも、それこそ何枚も遠慮なしに撮れる ( これは、やっぱりコスト・・・(泣 でもフィルムでも、実は、コスト関係なしで、何枚も撮るのですが・・・(笑) )
あらためて、デジタルのよさを感じています。でも、本当は、あの銀塩マニュアルカメラのシャッターを押す重み ( 押す指の重み、気持ちの重み、両方です ) が好きなので、やっぱり銀塩を撮りたくなります。
でも、表現としては、銀塩もデジタルも関係なく両方ともありかなと・・・。実は、絵なども好きなので、画才があれば筆を持つ事・・・。でも、残念ながら画才はまったくないので、これは無理 (泣
でも、ほんとに表現って、難しいけれど楽しいですよね。俳優、音楽家にしても、自分を表現するプロはほんとうに、すごいの一言ですね。
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